2008年4月29日火曜日

今まで知らなかった世界 その2

「その1」があったら「その2」くらいはやらないと、ということで(^^;。
さすがにまだ寄席に行くとまではいきませんが、最近、落語のCDを聞くように
なりました。落語、勿論今まで全然聞いたことがなかった訳じゃあありません。
けどまあほとんど昔のお話ですしね。面白いといえば面白いんだが、あまりピンと
こなかった。

ところがある時、同じ話を違う落語家で聞き比べる機会があって、途端に興味が
わきました。(以下落語初心者の感想ですので、間違いや勘違いがあるかもしれません。どうかご容赦を。)

これは知らなかったのですが、古典落語といっても話の大筋は変わらないが細かい
ところは話す人によって色々違うんですね。自分で話を足したり引いたりして作り
替えちゃうらしい。クラシック音楽の演奏のように一字一句変えずに演ずるのでは
なくて、そういうところもあるけれど、ポピュラー音楽のアレンジみたいな面も
あって、色々と工夫をして、話を自分のものにして人前で演ずる。お芝居やオペラの
演出みたいなものか?ま、ともかくその各人の違いに、単に笑えるか笑えないかとは
また別の落語への興味をかき立てられた、というわけです。
名人といわれる方は語りの巧みさ、鮮やかさもさることながら、ストーリーの演出、
工夫も周到、緻密であるように思われます。

それからは、初心者というのは聞いたことのない話、落語家ばかりですから
楽しいですね。とりあえずあれこれ片端から聞いてみます。そうすると落語の世界
にも少し慣れてきて、他にも色々と面白さ楽しさが分かってき、もっと色々聞きたく
なる。それから当然好みの落語家なんかもでてくる。今のところは志ん朝と枝雀です
かね。すごいと思うのは。(たまたま図書館に沢山置いてあったからかもしれないけれど)
うーん。両人とも故人と知って残念ですが・・・。

どうかすると昔のジャズを聴き始めた頃に似た感じで、それもなんだか
タノシイのですね。己の落語とジャズ体験を重ねて考えて、まあ、落語を自分で
しゃべってみたいとは思わないが、現在の自分のことも考えると・・・。
んー。オレは寄席に通うようになるかな?

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